ホットヨガ初体験とその後の女子会
友達と三人でホットヨガの体験に行きました。
社会人になってから、なかなか会えない友達と待ち合わせをして、同じ初体験をするのはドキドキと心強さが共存する不思議な感覚です。
私はもともと汗をかかないほうなので、ホットヨガでも効果があるのか、ちゃんとデトックスできるのか、かなり半信半疑な状態でした。
事前に言われていた持ち物で「お水1リットル以上」とありましたが、1時間の体験で1リットルも飲めないよ、とも思っていました。
スタジオにはいると、確かに低温サウナのような熱気と湿度。
座って、インストラクターの方が来るのを待っているだけでも、背中にじっとりと汗をかくような感覚がありました。
スタジオ内は私語禁止のため、友達とアイコンタクトとボディランゲージで「暑いね」なんて会話を楽しみました。
体験レッスン自体は本当にあっという間に終わってしまいました。
難度の低いレッスンを受講したからか、前屈が全くできないほど体が硬い私にとっても、とくに難しいポーズはありませんでした。
しかし、とにかく汗をかく量が半端ではなかったです。
ブラトップのタンクトップの上に淡いグレーのTシャツを着ていたのですが、1時間のレッスン後には、グレーのTシャツが黒に近い色に変色するくらい、たくさんの汗をかきました。
ただ、予想してたような体へのしんどさはありませんでした。もっと、暑さでフラフラになるのかと思いきや、そんなことはなく、レッスン中も息が切れるわけではないのに、体がじんわりとあたたかくなり、徐々に心拍数があがっていきました。
浅い呼吸をたくさんするのではなく、ゆっくりと吸う吐くを繰り返す深い呼吸を意識するように言われていたからかもしれません。
スタジオを出た途端、店舗内の涼しい空気がとても心地よく、レギンスが足にぴったりと張り付くのを感じました。
その後、更衣室でシャワーを浴びました。
ゆっくりシャワーを浴びて、全身の汗を洗い流した後、入会の手続きの説明を受けました。
友達のひとりは入会しませんでしたが、私ともう一人の友達はその場で入会手続きをしました。
店舗の外に出ると、かなり日が沈んでいて、夕方の空気がまだ熱を帯びている体にとても心地よかったです。
中学生のころは運動系の部活動に入っていましたから、たくさん汗をかくこともあったと思うのですが、高校では文化系の部活に入り、体育の授業も真面目に受けてこなかった私にとって、こんなに汗をかいたのは何年振りだろうとしみじみ感じました。
少しみんなで初めてのホットヨガの感想を話しながら、友達のおすすめの焼き鳥屋さんへ行きました。
「ホットヨガ後はお酒がまわりやすい」と聞いていたので、全員お互いにペースをおとす約束をしつつ、ビールで乾杯しました。
その日のビールは本当に喉が鳴るくらい、とてもおいしかったです。
焼き鳥屋さんはとても混んでいて、店員さんも忙しそうで、注文した料理が出てくるは遅かったですが、そこでの女子会はとても楽しかったです。
よくいわれることではありますが、女子会において重要なことは「何を食べたか」ではなく「誰と食べたか」だというのを実感しました。
ほどよくお酒を飲みつつ、焼き鳥を頬張り、午後10時ごろ駅で解散しました。
次の日のお昼頃、一緒に行った友達に電話をしました。
その時、友達の声がとても暗かったので、事情を聴いたところ「二日酔いした」とのことでした。
普段はもっとたくさん飲む子だという印象があったので、昨日の量で二日酔いになるなんて、やはりホットヨガ後の吸収力はすごいなと思いました。
二日酔いになった友人は、もう二度とホットヨガ後にお酒を飲みにいかないと決めたようです。
しかし、私はたくさん汗をかいたあとのビールのおいしさを知ってしまいました。
今のところ、友達の決意は固いようですが、根気強く誘って、またみんなでホットヨガ後においしいビールを飲みに行きたいです。