専門医の受診を!(歯科口腔外科編)
皆さんは、「歯科口腔外科」ということばをご存知でしょうか。
私は、現在、一般の歯の治療に行く際も、必ず「歯科口腔外科医」として認定されている歯医者さんのところへしか行かないようにしています。
といいますのも、『顎関節炎異常症』という症状に高校生の頃から悩まされており、アゴが支障をきたしており、口を大きく開けられないからです。
基本的に、歯科口腔外科は、大学病院の歯科と併設していることがほとんどです。
学生の頃は、母に連れられて通っていました。
しかしながら、社会人として働きはじめた私にとって、大学病院などへ行く時間的余裕を設けることができなくなり、次第に、虫歯治療のときは、家の近所の一般の歯科開業医を訪れるようになっていました。しかし、アゴが痛くて口を大きく開けられないと事前に説明していた私に対して、「もっと大きく!」といったり、途中アゴを休める休憩を入れながら治療すると約束してくれたにもかかわらず、「もうすぐ終わるから、あとちょっと我慢してくださいね」と言う始末。
そういった苦い経験をした私は、一般歯科医として開業しているけれども「歯科口腔外科医」としても看板を掲げているクリニックはないかと、インターネットで検索した記憶があります。
あれから十年。
この私が発症した当時は、患者数も少なかったそうですが、生活環境(かみあわせ・ストレスによるくいしばり・姿勢のゆがみ)などからくる珍しくない病気へとポジションが変わってきました。
そういった経緯もあり、今や専門の開業医も増えつつあります。
アゴが痛くなって、口が開けられないような症状に見舞われている方がいらっしゃったら、ほうっておかずに一度「歯科口腔外科」を受診してみてください。
安静にしていたら痛みが軽減したりすることもあるかもしれませんが、決して完治しているわけではありません。
完治とは、日常生活をストレスフリーで過ごすことができてこそ、そう呼べるのです。
近場の川口市に顎関節治療で有名なクリニックがあるらしいのですが、一度相談に行ってこうようかと思ってます。