高齢者も過激になった?
いつも買い物の途に通る道に、地域の掲示板があります。
そこには、高齢者向けの『ふれあい喫茶』の事や、ごみ出しについての注意、地域での行事の紹介などのチラシが貼ってあります。
ある日、買い物に行く途中、何となくその掲示板を見ていて、不思議な事に気が付きました。
地域にある福祉センターで時々映画会をしているのです。
上映される映画は、だいたい家族の様々な問題を題材にしたものや、最近はやりの時代劇で、ちょっと最後にはジーンとくるようなものが中心になっていました。
ところが、今日掲示板を見ると、福祉センターで今度映画界が行われる時の題材に驚いてしまいました。
なんと「ブラックレイン」を上映すると書いてあったのです。
「ブラックレイン」いう映画は私も見たことがあります。
松田優作やマイケルダグラスが主演をしている映画です。
大阪を舞台にしながらも、まったく大阪に見えないような街にして、松田優作が悪役となり、外国から来た刑事のマイケルダグラスが事件を解決しようとする映画でした。
私の様な世代では「カッコいい」とか「すごい撮り方をしている」とか思って、なかなかすごい映画だと思いました。
しかし、福祉センターに来るような人と言えば失礼にあたるかもしれませんが、ご高齢の方が多いような気がします。
そのような人達に、殴り合いがあったり、打ち合いがあったり、日本刀で首を飛ばされるような事を想像させるような映画を見せるという事は本当に良いのだろうかと、つい思ってしまいました。
今までとは全く毛色の違った映画を上映することが不思議に思えると共に、「最近の高齢種も過激になったのだろうか」とか「そんな過激な事を望んでいるのだろうか」とつい世の中も変わったものだと思ってしまいました。